キャノンボールとは

キャノンボールは自転車界隈でよく遊ばれているワードです。
自転車で大阪から東京までの距離は約520キロメートルあります。
これを24時間でクリアするのがキャノンボール。

装備

以下の装備を揃えました。
・自転車
・バッグ
・輪行袋
・パンク修理キット
・ボトル
・スマートフォン
・自転車用ライト(電池式)
・自転車用ライト(バッテリー)
・モバイルバッテリー(5000mAh)
・モバイルバッテリー(10000mAh)
・緊急用のお金(1万)

前日

キャノンボールの挑戦を思い立ったのは、実行前日。
天気も良く、予定も入っていなかったため、ソロで練習するよりはと思い
新幹線へ。
最近開業した相鉄新横浜線に自転車とともに20:40ごろ乗り込む。
新横浜からのぞみで新大阪にひとっとび。
ここまでは普通の段取りだったのでよかった。

宿

スタート時刻を考えていなかった。
大阪をいつ出るか。
頭の中には2つ選択肢があった。
1.新大阪到着後即出発
新大阪到着後、キャノンボールを即開始する案。
平日金曜は普通に残業もするくらい仕事をしていたので、新幹線で寝れば何とかなるかと思ったが、危険な運転をするわけにもいかないため、却下。

2.宿で1泊、朝出発

当日に宿をとるということになるが、いろいろ考えた結果、じゃらんで安そうな新大阪近辺(東淀川)で一泊することにした。(5800円)
この日、電車が遅れており、終電間際の電車にしては、混んでいた。
自転車を積むには厳しかったが、なんとか輪行のままホテル着。

服装

服装は季節外れの低温と謳われるなか、半そで短パンのジャージ。
ダウンヒル用にジレとウインドブレーカを装備。
ジレは静岡あたりから使用、ウインドブレーカは帰宅時のみの使用。

当日出発前

当日は朝5:20頃に目が覚めた。東淀川から大阪の道路標まではそこまで距離はないため、ホテルで輪行解除。
朝食用にパン、おにぎり2つを購入。ゼリー飲料も2つほど購入。

出発

6:05 大阪の道路標に到着。
SNSつながり慣れているほかの人は結構やり取りを行っているようだが、
淡々と写真をとってアップロード。

大阪から関宿(国道163・25)

大阪からのルートは短縮ルートを選択。
短縮ルートは過去挑戦した際にすでに走っているため、特に問題はない・・・はずだったが、ルートをミスする。
ガーミンのナビ機能を用いていたが、直前になっても案内が出てこないのだ。
この一件で、それなりにルートは確認するようにした。

大阪の信号峠、奈良の渋滞などで思ったよりスピードが出なかった。
伊賀でも意外に混んでいた。
もう少し時間をずらしていればスムーズに進んだのだろうか。

9:00 伊賀で1回目の休憩。
水と、inプロテイン、おにぎり2個を買い込む。
おにぎりは食べる余裕がないと思っていたため、5分休憩で即出発。
信号で止まった際に少しづつ食べるようにした。
ツナマヨ、明太子、すじこなどをローテするように今後のコンビニでは買っていく。

セルフレジがあるファミマでだいぶ時短になった気がする。

途中鹿とばったり会うこともあったが、特に問題なくスルー。

関宿~名古屋(国道1号・愛知県道70号)

関宿から国道25号と重複しているバイパスを通り、四日市へ。
この区間は昼間時だったこともあり、車通りも気にならない程度でかなり時間を稼ぐことができた。(急いだ感覚もないのにKOM取れた)
四日市からは地獄の渋滞区間。
国道1号を通って行ったが23号に迂回していったほうがよかったかもしれない。(あっちもあっちで車道通行禁止でいい思い出がないのだが)

10:40 松屋で大盛り牛丼を食す。

弥富駅近辺で、愛知県道70号線に。
そんなに車通りが多くなく、そのまま行くと国道1号のショートカットになることもあって選択。
愛知笠寺近辺で1号と再度合流。

12:42 セブンイレブンで休憩

名古屋~浜名湖(国道1号・県道3・332・330・国道301号)

愛知県内は、国道1号は安心して走りやすい。(途中がたがたの道もあるが)

14:44 豊川で休憩

一方で静岡に入ると、道を覚えてないとなかなか厳しい。 岩屋キャノンボールのすぐあと、岩屋下で県道3号に入り、走る。 前回は知った際に塩見坂ほどの坂もなく、スムーズに進んだので選択。 突き当りを右折し、国道301号に進むと弁天島まで進める。

浜名湖~静岡

浜松バイパスは、選択せず市街地を経由。

16:34 浜松で休憩
混雑はそれなりにしていたが、遅延につながるほどではない。
国1旧道に沿って淡々と進める。市街地から離れるとなかなか止まることのない快走路なのが良い。
宇津ノ谷隧道を通過。 ここらへんから少し疲労を感じるようになる。

18:43 島田で休憩
20:12 静岡草薙で休憩

静岡~箱根

日が暮れてナイトライド。
市街地とは違い、街灯もないので消灯してしまうと命に係わる。
電池の容量を気にしながら走行。 静岡から沼津に抜ける際、薩埵峠は切り離せない話題。
劇坂区間がやばいということは覚えていたが、15~16%の坂ならゆっくり腹に力を加えれば進め、特に苦労した記憶がない。
下りのがたがた道はなかなかに心配であった。
富士川は、階段で自転車をもって上がり、歩道を使用して走行。
田子の浦近辺で、国1に追い出され、吉原駅近辺の県道170・380号を使用して再度沼津近辺で国1と合流。

22:22 すき家で牛丼並みを食す


三島についた時点で23:00、キャノンボール達成できそうということで、当初予定していた熱海ルートではなく箱根越えを敢行することに。
静岡側から超える箱根は初めてで、斜度としては8~9%の坂が延々と続く。 特に思うところはないため淡々と上る。 気温が4度まで下がっていたため、ジレを着込んで何とか超える。
ペースを上げようとしても胸が苦しくなり上がらない。

箱根~東京

0:30 芦ノ湖で休憩

芦ノ湖時点で0:30、箱根でレッドブルを投入。
食事はとらなかったが、この後力が入らないトラブルに見舞われた。
箱根旧道でダウンヒル。 ローリング族が闊歩しており、轢かれかける。
見慣れた小田原の街並みを見ると、近くまで帰ってきたことを実感する。
ブルベの人たちとスライド。どこに行くのだろうか。
二宮で県道63号乗り換え。

1:44 二宮にて休憩

何度も走った、小田原厚木道路を使用して国道246と合流。

3:22 町田、横浜市境付近で休憩

3:50 横浜市都筑区付近で休憩

眠気がすごく、再度レッドブルを投入。
もう補給する元気もなく、淡々とサイクリングペースで都内に入り、皇居まで到着。
最後、日本橋の場所を忘れ10分ほど東京駅近辺をさまよった末ゴール。

感想

前日に思いついた限界ライドだったが、結果を見ると順当にクリアできてしまったいると実感する。

今までの努力がしっかり実り、一部界隈で変態と言われるところまで上り詰められたのは少し自慢してもいいだろう。

今後仕事でこのような無茶なライドもできなくなっていくだろうから、いい思い出作りになったと思う。

丸一日酷使した体は、普通の所作にも時間がかかるほど、筋肉痛がひどい。