はじめに
EDIに携わっている身として、お客様の使用しているデータの理解を深めることが満足度の向上につながると考えている。
不定期に勉強したことを記載して読み返すことで、どれだけ理解できていたのかを振り返るために記載したい。(以下に記載している内容は正確性については保証しない、ただし日本加工食品卸協会にある情報をもとに記載しているため誤りがあれば指摘いただけると大変助かります)
日食協フォーマットはなぜ存在しているのか
以下はcopilotからの引用
日食協フォーマットは、食品流通業界における標準的なEDI(電子データ交換)フォーマットです。このフォーマットは、以下のような理由で存在しています:
- 効率化と標準化:食品卸売業者やメーカー間でのデータ交換を効率化し、標準化するためです。これにより、異なるシステム間でのデータのやり取りがスムーズになり、業務の効率が向上します1。
- コスト削減:標準化されたフォーマットを使用することで、システム開発や運用にかかるコストを削減できます。各企業が独自のフォーマットを使用する場合、それぞれのシステムに対応するための追加コストが発生しますが、標準フォーマットを使用することでこれを回避できます2。
- 法令遵守:インボイス制度や軽減税率制度など、法令に対応したフォーマットを提供することで、企業が法令遵守を容易に行えるようにしています2。
- トレーサビリティの向上:標準フォーマットを使用することで、商品の流通経路を追跡しやすくなり、トレーサビリティが向上します1。
このように、日食協フォーマットは食品流通業界全体の効率化、コスト削減、法令遵守、トレーサビリティ向上を目的として存在しています。
データ交換の効率化、標準化を狙うため、同じフォーマットに統一している。
また、フォーマットの統一により、コストの削減が期待できることは実際にシステムにかかわる身としては感覚に相違はない。
取引企業と、そのシステムを保守している会社にも、同じフォーマットを使用することにより、軽微な改修でほかの取引先に送る際に必要な変換定義作成ができること、それを基幹システムに取り込んだり、実際に送付状貼り付けや、現場作業で使用するチェック表に転用できれば、実際のデータに沿ってさらに効率的に働くことは可能ではないかと考えた。
なお、WEB-EDIについては、日食協フォーマットをすべて埋めたデータをやり取りすることは現実的ではないが、必要な情報を埋めたものを読み込ませて日食協フォーマットに変換することはよくあると思う。
ただし、WEB-EDIについては各社でフォーマットがばらばらなうえ、連携ルールも各社内で決められているため、CSVでアップロードするとか、WEB画面に直接入力させるとかEDIの枠組みに乗せるのも各社ばらばらである。
そのため、今は各システムでそのフォーマットに合わせて変更するなど業務ではなく、運用対処で処理されている感がある。
まとめ
日食協フォーマットは食品流通業界全体の効率化、コスト削減、法令遵守、トレーサビリティ向上を目的として存在している。
ただし、EDIの部分のみで、各人が入力するであろう部分からの変換についてはそれぞれの会社が個別に開発しているであろう状態。
統一されれば心配することはなくなるのだろうが、個別開発の状態はまだまだ続きそう。
備忘
http://nsk.c.ooco.jp/edi/sys01.pdf
の2ページ目までを見て記載した。
次回があれば2章目から記載する。
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